ほぼ日手帳は世界の何を変えたのか?

ほぼ日系イトイ新聞というジャスダックに上場した会社とメディアをご存じですか?

1999年にネット通販を開始をかわきりにそれまでの糸井重里の個人事務所から
いまや1日150万PVを誇るなかなかのモンスターメディアをつくった事で有名になり

年商40億、経常利益4億をたたき出す会社です。

ほぼ日はエンターテインメントに様々なアイテムをストーリーつきで紹介する
コンテンツ×通販サイトのはしりな訳ですが

これ
https://www.1101.com/home.html

私は常々疑問におもっていました。

なにかというとほぼ日のサイトで紹介されるアイデムは

私の私見では無駄に高いものが多く

(だってよくわからない傘に1.5万円もかけないじゃないですか)

何で利益をだしているだろう、、、と

で、調べたところ

ははーん、と

ほぼ日の売り上げは
例のあいつがささえていたのです。

そう、ほぼ日手帳です。

その率、ビックリの売り上げ比率約82.5%

ほぼ日手帳の部数は2017年で67万部。直販で25億、ロフトで8億

直販が何を指すのかは不明ですが、ほぼインターネットなのではないかと思います。

経済産業省によると日本の手帳の市場が355億といわれいてる中
(日本の手帳購入部数は1億冊ほどだそうです)、10%くらいの売り上げのシェアをもっている計算になります。

なかなかすごい。

しかも1年に1度は買い替える消耗品、気に入ったら次をテストしづらいリピート商品です。

ではこの商品、何がよかったのかというか

もちろんメディアでのマーケティング、
糸井重里をつかったPRなどいろいろ
ありますが、商品企画としては

手帳の概念をかえた

のが大きかったのではないかと

当時の手帳といえば手帳の高橋に代表されるような低単価のシステマチックなロジカルな
手帳でしたが、ほぼ日手帳は

1日1ページ

をふんだんにつかって、絵などもかける手帳をかく楽しさを
普及した商品だったのではと思います。

その価値観は現在にもあらわれていて、
デザインは(無駄におもえるレベルの)38種類もあり
あなたにあったものが選べるといった楽しさ

などとにかくエンターテインメント性をもたせているわけです。

しかしそんなほぼ日手帳も
2002年の発売当初は1.2万部の部数。

まだインターネット通販の成長期前という事情もあったでしょうが
概念はゆっくりかわっていったひとつの事例ですね。

概念がかわったいまではEDITなど1日1ページの手帳は沢山ありますが、
まだまだ売れているほぼ日手帳

1商品しかないのは会社的にどうなんだとおいておいて
いわば1商品と1メディアで上場までいけてしまう事例ですね。

でなんでこんな数字がわかるのかというと
ほぼ日上場してるから有価証券報告書に書いてあるからですね。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=yuho_pdf&sid=2628946

2,3冊本をかってよめば、2、3日で理解できるようになるので

マーケティングをやる方は有価証券報告書は

ぜひ読めるようになる事をおすすめします。

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